一滴の汗

体の中で大雨が降ってる


水飛沫が痛みに変わって僕に伝えてくる


いなくなる準備はしないでと泣いている


受け入れられないってわかっているから


頭の中で雷が激しく鳴ってる
 

焦げたにおいが悲しみに変わって僕に伝える
 

先にいなくなる準備をしようと


また強風が吹き上がる


感情の木がへし折れて重なっては
 

息もなく佇む


土はでこぼこで足を取られる


冒険はしないと計画を立てたはずなのに


人生という冒険の中の計画でしかなかった
 

痛みの頂上に残ったのは


我慢と無理が愛し合った


一滴の汗












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