夢想

風に乗りたい

夢の中でそう言っていたのは

一昨日の私だ

空は大胆に姿形を変えていくから

翻弄されるけれど魅力的でもある

大地はありのままに呼吸をしているから

気がつかないときもある

靴の減り方を見てその人の

生活が感じられるように

私たちを取り巻く全ての増減

或いは変化や変形で

この星の存在を確認することもできる

行動と言葉に一貫性があれば

その数だけ整われていくはずだけど

一貫性という単語自体に

矛盾が混在している私たちには

とても大変なことだろう

同じことを繰り返す方が疲れないとか

新しいことを繰り返す方が幸福であるとか

みんなが向いている方向が違うのだから

仕方がないのだろう

平和はどこにもないとも言えるし

どこにでも作れるとも言えるような世界に

なっていく未来を夢の中で叫ぶのは

明日の私だった






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